こんにちは。管理人のまむしです。
みなさん、「施工体系図」って聞いたことありますか?
建設現場の入り口に貼ってある、なんだか複雑そうな図のことです。
「難しそう…」
そう思った方もいるかもしれません。でも大丈夫!
今回は、建設業の施工体系図について、図を用いてわかりやすく説明します。
施工体系図ってなに?
施工体系図は、簡単に言うと、建設現場に関わる人たちの「家系図」 のようなものです。
現場には、元請会社さん、一次請会社さん、二次請会社さん…と、色々な立場の会社さんが関わっています。 それぞれの会社が、どんな役割を担っていて、誰と誰が連携しているのか。 それを、一枚の図で「見える化」 したものが、施工体系図なんです。
一つの建物を完成させるためには、たくさんの会社や人が関わっています。
- 建物を建てる会社
- 電気の工事をする会社
- 水道の工事をする会社
などなど…
これらの会社がどのように関わり合っているのかを図にしたものが、施工体系図です。
なぜ、施工体系図が必要なの?
施工体制図を作る理由は、大きく分けて2つあります。
- 誰が何をしているのかを明確にするため 建設現場では、たくさんの人が働いています。もし、誰が何をしているのかがわからなくなってしまうと、事故やトラブルの原因になります。 施工体系図があれば、誰がどの工事を担当しているのかが一目でわかるので、責任の所在が明確になります。
- 安全管理のため 建設現場では、危険な作業がたくさんあります。 施工体系図によって、それぞれの会社がどのような作業をするのかを把握することで、事前に危険を予測し、対策を立てることができます。
施工体系図って、どうやって見るの?
実際に施工体系図って、どんな風になっているんでしょうか?
ポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に読み解くことができます。
施工体系図は、ピラミッド型 で (編成) を表すのが一般的です。
一番上に 「元請会社」 が位置します。 元請会社は、工事全体を統括する編成のキャプテンのような存在です。
その下に、元請会社から直接工事を請け負う 「一次請会社」 が連なります。 一次請会社は、専門工事(例えば、鉄筋工事、型枠工事、電気工事など)を請け負うことが多いです。
さらにその下に、一次請会社から工事を請け負う 「二次請会社」 、「三次請会社」 …と、編成は階層的に広がっていきます。
各会社の間は、線で結ばれており、線の種類 や 線の太さ で、資本関係 や 指揮命令系統 を表している場合もあります。(※線の種類や意味は、現場や図面によって異なる場合があります。)
各会社名の下には、
- 会社名
- 代表者名
- 建設業許可番号
- 現場代理人名
- 職長名
- 専門工事業種
- 外国人建設就労者数 (※外国人建設就労者がいる場合)
などの情報が記載されていることが多いです。
文字で見ると、ちょっと情報量が多いように感じるかもしれません。
施工体系図を見てみよう!
実際の施工体系図は、こんな感じです。
発注者
│
└── 元請業者
├── 一次下請業者
│ ├── 二次下請業者
│ │ └── 三次下請業者
│ └── 二次下請業者
└── 一次下請業者
└── 二次下請業者
- 発注者:建物を建ててほしいと依頼した人
- 元請業者:発注者から直接工事を請け負った会社
- 下請業者:元請業者から工事の一部を請け負った会社
このように、施工体系図を見ることで、誰がどのような立場で工事に関わっているのかがわか
施工体系図はどこで見られるの?
施工体系図は、建設現場の見やすい場所に掲示することが義務付けられています。
もし、近くで建設現場を見かけたら、ぜひ施工体系図を探してみてください。
まとめ
施工体系図は、建設現場の「家系図」のようなもので、工事に関わる人たちの関係性を明確にするために作られます。
施工体系図があることで、安全に工事を進めることができるんです。
以上、建設業の施工体系図について、解説しました。
お役に立てれば幸いです。
